誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
「・・・先生?」
「好きなのか?」
「えっ・・・」
「・・・あいつのことが好きなのか?」
「好き・・・とかでは・・・白波先生は優しいし、入社した時から私のことを、いつも気にかけてくれて」
「白波だって、男だぞ?もし、2人きりになったら」
「だったら、どうなんですか?先生には関係無いでしょ?」
「関係あるだろ?俺は・・・兄なんだぞ」

美来は口を噤んで、俺を見据えた後、涙ぐみながら、
「先生だって、昨日、女性と食事したじゃないですか!勝手なこと、言わないで下さい」
もう片方の手で、俺の腕を払って、靴を履いた。
「だからそれは」
「私の事は、構わないで下さい!」
そしてそのまま、俺と目を合わすことなく、ドアを開けて、美来は出て行った。

行かないでくれ・・・もう少しでその言葉が出そうになった。
その気持ちは、兄としてでは無く、白波に取られたくないという嫉妬・・・

白波なら・・・そう言い聞かせても、美来を想う本心が現れる。
俺は・・・ダメな兄だな、美来・・・

ホワイトデーのお返しに、美来の大好きな駅前のプリンを冷蔵庫に入れ、部屋に戻った。
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