誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
【誤解の先には、溺愛が待っている】
今日は体がだるい・・・昨日はあまり眠れなかったし・・・
私は先生に愛されている風景を思い出し、自然と笑みがこぼれ、体が熱くなった。

もぉ、私ったら仕事中にこんなこと・・・
「藤里さん、大丈夫?顔、赤いけど」
「だ、大丈夫です!」
「そう?だったらいいんだけど。この書類を検査部まで持って行って欲しいの。今、手元の仕事を止めても、大丈夫?」
「はい、行って来ますね」

もう、病院内も迷うことなく、目的地に行ける。
先生とぶつかった頃のことが嘘みたい。
その先生と私は恋人になって、昨日はたくさん愛されて・・・
まだ夢みたいで、フワフワしてる。

先生のことを考えながら歩いていると、遠くに見えた光景に足を止めた。
「天真先生・・・」
思わず、直ぐに身を隠し、目を疑う光景を、もう一度確認した。

後ろ姿が小柄で、栗色の髪をアップにし、黒のワイドパンツに、ゆったりとした白のシャツを着た女性が、先生と話をしている。

先生、凄く楽しそう。珍しい・・・病院であんな顔するなんて。
よっぽど気心しれた人には、間違い無いけど・・・

すると、その女性は先生に抱きついた後、背伸びをして首に腕を回し、頬にキスをした。
そして、先生は怒ること無く、呆れた顔をした後、笑ってる・・・
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