誓約付き!?期間限定の同居生活~不仲なはずの狼系ドクターは、義妹を寵愛する
それから先生は、写真を見ながら、松木さんの大学時代の話をしてくれた。
「3人の中で、1番モテたのは、松木だよ」
「そうですか・・・」
私は、松木さんの隣にいる大学生の天真先生から目が離せず、話を聞いていた。

学生の時から、こんなにカッコいいんだ・・・クールさと男性の色香が混じる目つきと口元。
この人が私の恋人なるなんて・・・
マジマジと見ていると、スマホの画面から写真が消えた。

「あっ!」
「今、松木をカッコいいと思ったな?」
「カッコいいと思いましたけど、そうじゃなくて・・・先生の写真、もっとみたい」
「見せないよ」
「ケチ・・・」
「女性と写っているのを見たら、また拗ねるだろ?」
「・・・そうですね」

当然だよね、彼女がいて。
ひいき目無くても、カッコいいんだから。
私は先生の胸に顔を埋めて、背中にギュッと手を回した。
「見なくても拗ねるんだな?無いよ、そんなの」
先生は優しく耳元で囁いた後、頬にキスをして、
「松木から、彼女に渡して欲しいって、お土産を預かったから、待ってて」
玄関に置いていた私の荷物を部屋に持って行き、紙袋を差し出した。

「新作のサンプルらしい。彼女に着せたら、感想を教えて欲しいって」
紙袋の中は、更に袋に入っていて、中が見えないけど・・・
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