「生きること」 続編
「家まで送るよ!帰ろう?」
敬ちゃんはそう言ったが、わたしは「大丈夫。タクシーで帰るから。」と言うと、一人で歩き出した。
「一人だと危ないよ!」
そう言って付いて来る敬ちゃん。
わたしは敬ちゃんの言葉が聞こえないかのように歩き続けた。
そして、外へ出てタクシー乗り場へ向かおうとしたとき、敬ちゃんがわたしの腕を掴み「俺が送るから!ね?!」と言ってきた。
「やめて!」
わたしは敬ちゃんの手を振り払った。
「くる実ちゃん、、、」
「わたしは、、、黒木さんと約束したの!命が尽きるまで一緒に行きていこうって!それを何で邪魔するの?!黒木さんが居ない人生なんて、、、わたし、生きてる意味ないよ、、、。」
泣きじゃくるわたしに敬ちゃんは言葉を失っていた。
しかし、「俺が黒木さんの代わりにくる実ちゃんを守るから!命をかけても守るから!だから、俺と一緒に、、、!」と敬ちゃんが言い掛けたときだった。
「キャハハハハハハッ!!!」
聞き覚えのある甲高い笑い声。
笑い声の方を見ると、そこには舞さんの姿があったのだ。
「黒木さんは、あたしがもらうから。」
そう言うと、舞さんはニヤリと笑うとわたしの方に向かって走ってきた。
その手には、キラリと光る刃物が見えていた。