空飛ぶ海上保安官は、海が苦手な彼女を優しい愛で包み込む
慌てて御船伊と麗波のところまで泳ぎ、二人を小脇に抱える。ここで二人を死なせてたまるものか。
かろうじて空気の残っていた部屋の上部に顔を出すと、御船伊と麗波が息を吐き出した。
死を覚悟していても、人間は反射的に息を止めてしまうものらしい。
「生きるんだ、絶対に」
凌守は二人に声をかげる。しかし二人はバツの悪そうな顔をして、凌守から顔を逸らした。
するとその時、与流も「ぷはっ」と水面に顔を出す。
「俺を置いていかないでくれ!」
必死に水を掻きながら、与流がこちらへ寄ってくる。
「泳ぎは」
「自信ないよ」
「俺の右足に掴まれ、いいな」
与流が頷いたのを確認し、凌守は御船伊と麗波に息を吸い込むよう指示すると、再び潜った。与流が足にしっかりしがみついたのを確認し、顔だけ後ろに向け与流に頷く。
凌守は開け放していた扉から、二人を抱え一人を足にぶら下げながら、泳いで二階へ急いだ。
かろうじて空気の残っていた部屋の上部に顔を出すと、御船伊と麗波が息を吐き出した。
死を覚悟していても、人間は反射的に息を止めてしまうものらしい。
「生きるんだ、絶対に」
凌守は二人に声をかげる。しかし二人はバツの悪そうな顔をして、凌守から顔を逸らした。
するとその時、与流も「ぷはっ」と水面に顔を出す。
「俺を置いていかないでくれ!」
必死に水を掻きながら、与流がこちらへ寄ってくる。
「泳ぎは」
「自信ないよ」
「俺の右足に掴まれ、いいな」
与流が頷いたのを確認し、凌守は御船伊と麗波に息を吸い込むよう指示すると、再び潜った。与流が足にしっかりしがみついたのを確認し、顔だけ後ろに向け与流に頷く。
凌守は開け放していた扉から、二人を抱え一人を足にぶら下げながら、泳いで二階へ急いだ。