尚美~最後のレディース
「荷物の片付けは明日にして、とりあえず風呂でも入ってきなよ」
「あ、うん…ありがと」
仕事から帰宅し、作業服を着たままの私を見て真弓はそう言い、私は真弓の家のシャワーを借りて再び部屋に戻ると、真弓はベッドに入り漫画を読んでいた。
「ヤバいぞ尚美、もう11時だ。
7時間しか寝れねえぞ」
「いや、十分だろ」
真弓は漫画をテーブルに置くと、ドライヤーを出して私の髪を乾かし始めた。
「…あ、布団持ってくるの忘れた」
そう呟くと、真弓が私の後ろ髪を乾かしながら言った。
「いらねえじゃん、別に」
「いや、いるだろ」
「なんでだよ。
そんなに私とベッドで一緒に寝るの嫌か?」
「…いいよ、下で寝るから。
二人で寝たら狭いし」
「ダメ、一緒に寝る」
「……。」