御曹司たちの溺愛レベル上昇中
「……行っちゃった。まぁ、見ての通りいつもと変わらないでしょ?御曹司バレしても、一緒に住んでることを言われても。俺たち、結構根は図太いみたいだし、変わらず学校に行っても琉衣ちゃんのことは守れるから、そう心配しないで、ね」
よたよたと近くに来て、穏やかにわたしを見つめる雪さんは優しく背中を擦ってくれる。
「ありがとう、ございます……」
「……小柳」
「あ、戻ってきた」
響くんと共に部屋に戻ってきた颯くんは、持ったままにしていた新聞を思いきり握りつぶした。
「……新聞のこと、気にすんな。全部なんとかしてやるから」
「そうそう。ビビって学校来れなくなるのはあっち側だと思うので、琉衣さんはドンと構えとけば大丈夫ですよ。……学校を支援してるのは小鳥遊グループなんですから」
「うん、俺もそう思う。どんとどんと構えてて」
「……ってことで響!お前あの発言取り消せ!」
「嫌ですって」
全生徒全先生に知れ渡る事が起きたのに、普段通り……。ドンと構えとけばって言われたけど、
わたしは──