御曹司たちの溺愛レベル上昇中
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一度落ち着きたいと言って、二階へあがりベッドへ潜り込んだ。
貧乏女子が御曹司三人に告白される……
という夢を見た、なんて一度目をつむってはあけて勝手に夢だと思ってもすぐ現実だったことを思い出し、頭も体もパニック度が増していく。
落ち着かない、落ち着かない落ち着かない。
おまけに部屋のドアがないから完全に一人になることができない。
だからってずっとお風呂やトイレに篭ることなんて出来ないし、一度外に行こうとしても誰かしらに見つかる。
「どうしよ……」
この調子では、朝から寝るギリギリまで落ち着かない生活になるのが目に見えてる。
あぁ、でもご飯の支度をしないといけない……!
でも下に誰かいたらまともな料理が出来る気しないっ。
より潜り込めば、ポケットのスマホが鳴った。
……颯くんたちかな。
布団をはいでゆっくりと起き上がり、誰かと確認すれば──
「っ!?……わっ!?」
メッセージの主に驚きすぎて、ベッドから落ちてしまった。