御曹司たちの溺愛レベル上昇中




お風呂場の綺麗さに驚きひとり騒いだ果てに小柳琉衣……今人生初の──



「泡風呂!」


浴室内に響いた自分の声。
浴室に入ってすぐ目に飛び込んだ、泡まみれのお風呂にテンションが上がり中。


普通の家庭より一回りくらい大きい脱衣所と浴室。

入る前、置いてあった洗濯機の"乾燥ボタン"にときめいてしまった。

うちはそんなものはなかったから……洗うオンリーで。


「便利だなぁ……乾燥付きなら家の中が洗濯だらけになる心配はあまりいらないもんね。それに……泡風呂ってこんな気持ちいいんだっ」


泡をすくってはもどし、すくってはもどしてつい遊んでしまう。
お風呂に入ってるだけですごく楽しい。


「それに、いい香り……いつかお母さんたちにも入ってもらいたいな」


後で小鳥遊くんにどこの商品か教えてもらおう。


でも……あまり高くないといいな。







泡風呂を堪能し、髪はドライヤーを持ってきたから部屋で乾かせばいいと、肩にタオルをかけてキッチンへ向かった。


「喉かわいちゃった」


夕食に使ったピンクのグラスに、冷蔵庫から出したお茶を注ぎ一口。


「……っはぁ、美味しい」


人生初の泡風呂。少し長居をしてしまったけど、すごく幸せな気分。
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