御曹司たちの溺愛レベル上昇中
ぎくり。
「それが……詰め放題してて、やってしまいました。あ、でも全然もとは取れてるのでご安心を。わたし詰め放題得意なの」
「なるほど……詰め放題ってなんか楽しそう。今度僕もやってみようかな」
「またあるといいね」
二人並んでそんな会話をしていると、
「小柳!」
「小鳥遊くん?」
小鳥遊くんが家の前から、走ってわたしたちのもとへやって来た。
「どうかした?」
「どうもしないけど、お前が遅かったから……気になっただけだ。というか何で響が一緒なんだよ」
不服そうに響くんを見る小鳥遊くんに、わたしが割って入った。
「途中って……すぐそこだけど、たまたますれ違って響くんが手伝ってくれたの。本当偶然で」
「心配なら心配って言えばいいのに。颯くん本当にツンデレ」
「は!?どこがツンデレだよ!デレてねぇだろ」
「はいはい、野菜いたむから先に行くよ」
ひらひらと手を振って家の中へ入っていった響くんをなんとなく二人で見つめた。
だけど、未だ不服そうな顔をする小鳥遊くん。
「あー……ごめんね?遅くなって。わたしが詰め放題に気合い入れすぎたから」
「……重いなら俺に連絡しろ。お前、遅くなってなんかあったらどうすんだよ。次からはちゃんと連絡してこいいいな?」