【ご令嬢はいつでもシリーズ5】悪役令嬢の厄落とし! 一年契約の婚約者に妬かれても、節約して推しのライブ予約してあるので早く帰りたい。だめなら胃腸薬ください!


 国王陛下に目を掛けられて大躍進したデコラム子爵への敬愛を公言しており、クラークネス辺境伯からの後押しもあって王宮勤めになった。若き女性たちからすればいわゆる、これがなかなかの有望株という位置づけであるそうだ。うーん、まあ、モテるかどうかは、好みは割れそう感じがするけど……。 

「いいか、よく聞け。俺になにをさせたいのか知らんが、俺になにかを要求するというのなら、俺の提示する約束を全て守ってもらう」
「は、はい」
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