天色ガール【修正版】
「──あの」
「「何(よ)!?」」
途中で話を遮られた二人が不機嫌になる。
今遠くで予鈴が鳴ったの聞こえただろ!
「今日のこと、閃光のみんな「皆様!」……皆さまには言わないのでもう帰っていいですか?」
元々言うつもりはなかったけど、早く教室に戻りたかったあたしは“閃光愛”とやらが強い先輩たちに一か八かの賭けに出た。
……が、あたしの提案が通る気配は一切なく、目の前の派手な顔がさらに赤く染まるだけだった。
「馬鹿じゃねぇの!?」
「そもそも言わせるわけないでしょ!」
楽しそうに会長の話をしていた時とは一転、般若の形相で叫ぶ先輩たち。
そんなうるさい二人の間で一人、短気なプリン先輩だけは様子が違った。
彼女は額に血管を浮かせ、強く握りしめた拳をワナワナと震わせていて。
「っとに、ふざけてばっかいんじゃねーッ!!」
あたしの顔面めがけて、躊躇なく拳を振り上げた。