リベンジ溺愛婚~冷徹御曹司は再会した幼馴染を離さない~


「私、おじい様に歓迎されてないみたい」
「そうかもな」

助手席でぽつりとこぼすと、運転席でハンドルを握る涼成くんが私の言葉を肯定するように深くうなずく。

「俺が無理やり結婚を認めさせたようなものだから」
「どういうこと?」

つまりおじい様は本心では私と涼成くんの結婚を受け入れてはいないということだろうか。

「俺が自分で決めた相手と結婚できなければTAKIGAWAホールディングスの跡は継がないと交換条件を出した。だから祖父は渋々了承したんだ」
「そんなこと言ったんだ」

つまりおじい様は涼成くんが私と結婚することには反対だけれど、跡を継いでほしいから仕方なく了承した。

それなら私のことをよく思っていなくて当然だ。本当ならおじい様は、大切な跡取りの涼成くんには多岐川家に見合った家柄の女性との結婚を望んでいたのだろうから。

「祖父のことは気にしなくていい」
「そう言われても……」

今後、多岐川家の集まりに参加するようになれば嫌でもおじい様とは顔を合わせなければならない。そのたびに今日のような嫌味を言われるのかもしれないと思うと憂うつだ。


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