無気力クールな僕ですが、真面目な天然規格外男子に沼りました。
*



 バシャッ!

「!」
「キャァ!」

 夏を迎えた朝の登校時間。
 突然上から降ってきた大量の水で、俺は全身びしょ濡れになり近くにいた女子が悲鳴をあげた。

「……」

 今日はカンカン照り。少なくともゲリラ豪雨ではなさそうだ。
 見上げると、校舎二階のベランダから水の滴るバケツを持つ男子がいた。
 その周りを囲む男子何人かが、何が面白いのか俺を指さして大笑いしている。

「俺たちのルミちゃんを悲しませるから天中だー!!ぎゃはは!」
「本日の安斎聡太晴れのち大雨、ところによりバケツが降るでしょう~!」

 ふざけて言いながらバケツを放り投げてくるので、咄嗟にキャッチする。
 何もしなければ頭にぶつかっていただろう。
 尚も男子たちは笑っている。

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