冷血硬派な公安警察の庇護欲が激愛に変わるとき~燃え上がる熱情に抗えない~
中学生の頃の葵に無邪気にプレゼントされたあの券は、財布に入れてずっと保管していた。
使うつもりは一切なく、財布を新調して中身を入れ替えた時に捨てた方がいいかと迷ったが、できなかった。
男に添い寝券を贈るのは危険だから二度とするなと注意したが、言い換えればあれは大和への信頼の証だろう。
誕生日になにか贈りたいと一生懸命に考えてくれた気持ちも嬉しく、思い出に取っておいたのだ。
葵が寝袋で寝ると言い張ったあの夜、どうすれば言うことを聞いてくれるかと考え、添い寝券の使用に踏み切った。
そのおかげでベッドで寝かせることには成功したが、大和にとっては試練となってしまった。
一定のリズムで呼吸することに集中しようとしても、どうしても背中の温もりに意識が戻されてしまう。
早く寝てくれと願いながら手を出さないよう耐えているというのに、葵が抱きついてきた。
『俺は男だぞ。わかっているのか?』
『わかってるよ。そっちこそ、私を女だと思っていないくせに』
もう妹のように思えないから迷い、悩んで葛藤しているのだが、葵には少しも伝わらないようだ。
葵を手に入れたいのなら、まずは異性として意識されなければならない。
それを狙って腕枕をしてみた結果、鼓動を高まらせたのは大和の方だった。
使うつもりは一切なく、財布を新調して中身を入れ替えた時に捨てた方がいいかと迷ったが、できなかった。
男に添い寝券を贈るのは危険だから二度とするなと注意したが、言い換えればあれは大和への信頼の証だろう。
誕生日になにか贈りたいと一生懸命に考えてくれた気持ちも嬉しく、思い出に取っておいたのだ。
葵が寝袋で寝ると言い張ったあの夜、どうすれば言うことを聞いてくれるかと考え、添い寝券の使用に踏み切った。
そのおかげでベッドで寝かせることには成功したが、大和にとっては試練となってしまった。
一定のリズムで呼吸することに集中しようとしても、どうしても背中の温もりに意識が戻されてしまう。
早く寝てくれと願いながら手を出さないよう耐えているというのに、葵が抱きついてきた。
『俺は男だぞ。わかっているのか?』
『わかってるよ。そっちこそ、私を女だと思っていないくせに』
もう妹のように思えないから迷い、悩んで葛藤しているのだが、葵には少しも伝わらないようだ。
葵を手に入れたいのなら、まずは異性として意識されなければならない。
それを狙って腕枕をしてみた結果、鼓動を高まらせたのは大和の方だった。