冷血硬派な公安警察の庇護欲が激愛に変わるとき~燃え上がる熱情に抗えない~
「言ってくれ。気になって仕事が手に着かない」
困り顔をされると申し訳ない気持ちになる。
すべてを正直に言うのは難しいが、安心してもらうために少しだけ心境を明かした。
「前に自然体でいろって言ってくれたでしょ? あれ、無理みたい。大和さんが気になっていつも見てしまう。でも目が合ったらドキドキして恥ずかしくて、普通じゃいられないの」
彼の表情から険しさが取れ、フッと笑った。
「そうか。俺と同じだな」
「えっ?」
葵の目にはいつもの彼と変わらないように見える。
同じはずがないと思っていると、片手を彼の胸に当てられた。
「いつもより脈が速いだろ? お前を膝にのせているのに、普通ではいられない」
(わかんないよ、そんなの……)
耳をつければ速い心音を聞けるのかもしれないが、そんな大胆なことはできない。
熱い顔で困惑していると、先に視線を逸らしたのは彼の方だった。
天井に向けて息を吐き、なにか呟いている。
「あと少し、耐えないと……」
「えっ、なんて言ったの?」
問い返しても答えてくれない。
その代わりに背中に両腕を回されて抱きしめられ、「愛してる」と甘く囁かれた。
翌朝、日も昇らないうちに葵は出かける支度をし、玄関で座ってスニーカーを履いている。
困り顔をされると申し訳ない気持ちになる。
すべてを正直に言うのは難しいが、安心してもらうために少しだけ心境を明かした。
「前に自然体でいろって言ってくれたでしょ? あれ、無理みたい。大和さんが気になっていつも見てしまう。でも目が合ったらドキドキして恥ずかしくて、普通じゃいられないの」
彼の表情から険しさが取れ、フッと笑った。
「そうか。俺と同じだな」
「えっ?」
葵の目にはいつもの彼と変わらないように見える。
同じはずがないと思っていると、片手を彼の胸に当てられた。
「いつもより脈が速いだろ? お前を膝にのせているのに、普通ではいられない」
(わかんないよ、そんなの……)
耳をつければ速い心音を聞けるのかもしれないが、そんな大胆なことはできない。
熱い顔で困惑していると、先に視線を逸らしたのは彼の方だった。
天井に向けて息を吐き、なにか呟いている。
「あと少し、耐えないと……」
「えっ、なんて言ったの?」
問い返しても答えてくれない。
その代わりに背中に両腕を回されて抱きしめられ、「愛してる」と甘く囁かれた。
翌朝、日も昇らないうちに葵は出かける支度をし、玄関で座ってスニーカーを履いている。