冷血硬派な公安警察の庇護欲が激愛に変わるとき~燃え上がる熱情に抗えない~
「二回も見にきて決めたから適当じゃないよ。リフォームしてあってきれいだし、エアコンも替えたばかりだって。家賃は手頃で安いスーパーマーケットが近くにある。おまけに角部屋」
「防犯面の話をしているんだ。入るぞ」
有無を言わさない態度で部屋に上がった大和は、すべてを隈なくチェックし、最後に窓を全開にして身を乗り出すように周囲を確かめている。
その背に葵は口を尖らせた。
「不動産屋の人が治安は悪くないって言ってた。別の場所にもう少し安い部屋があったけど、一階だったからやめたんだよ。私だって防犯を意識して選んでる」
「どこがだ。インターホンはカメラ機能がない上に、俺が来た時、誰かを確認せずに開けたよな? この窓は格子もシャッターもなく、足場になりそうな雨樋まで近くにあるじゃないか。二階でも簡単に入られるぞ」
「えっ、雨樋? どこ?」
大和の横に並び、引き違いの窓の外を覗く。
外壁についているパイプの位置を見ようとして身を乗り出すと、逞しい片腕が後ろからお腹に回された。
「危ないな、落ちるだろ」
思いがけず抱きしめられ、心臓が口から飛び出しそうになる。
中学生の頃は甘えて背中に飛びついたり、腕を絡ませたりしたが、恋心を意識してからはこんなに体を密着させたことはない。
「防犯面の話をしているんだ。入るぞ」
有無を言わさない態度で部屋に上がった大和は、すべてを隈なくチェックし、最後に窓を全開にして身を乗り出すように周囲を確かめている。
その背に葵は口を尖らせた。
「不動産屋の人が治安は悪くないって言ってた。別の場所にもう少し安い部屋があったけど、一階だったからやめたんだよ。私だって防犯を意識して選んでる」
「どこがだ。インターホンはカメラ機能がない上に、俺が来た時、誰かを確認せずに開けたよな? この窓は格子もシャッターもなく、足場になりそうな雨樋まで近くにあるじゃないか。二階でも簡単に入られるぞ」
「えっ、雨樋? どこ?」
大和の横に並び、引き違いの窓の外を覗く。
外壁についているパイプの位置を見ようとして身を乗り出すと、逞しい片腕が後ろからお腹に回された。
「危ないな、落ちるだろ」
思いがけず抱きしめられ、心臓が口から飛び出しそうになる。
中学生の頃は甘えて背中に飛びついたり、腕を絡ませたりしたが、恋心を意識してからはこんなに体を密着させたことはない。