冷血硬派な公安警察の庇護欲が激愛に変わるとき~燃え上がる熱情に抗えない~
「狭いのに、これ以上、物を増やさないでよ」
「すべて防犯用品だ。狭さに影響しない」
葵が見守る先で、大和が買ってきたものを取り付け始める。
インターホンはカメラ付きのものと交換し、ドアと窓に内鍵を追加していた。
それから外へ出て、どこかから持ってきた脚立を伸ばして二階まで上ると、窓用のシャッターまで設置している。
室内からそれを見つめる葵と、窓の外にいる大和の視線が合う。
まるでロミオとジュリエットのようなシチュエーションだが、工具を片手に「これでよし」と口角を上げたロミオからは過保護さしか伝わってこなかった。
「勝手につけたらマズイでしょ」
「貸主に電話で許可は取った」
こちらがお金を出すなら防犯用品を後付けして構わないと言われたそうだ。
(だからって、ここまでしなくても)
取りつけを終えて大和が室内に戻ってきたので、休憩にする。
白い天板の小さなローテーブルに角を挟んで隣り合う。
座布団はなく、フローリングの床に直に座っているのでお尻が冷たかった。
ラグを敷く予定でいるが、家具の配置を決めてからちょうどいいサイズのものを買いにいこうと思っている。カーテンの購入もこれからだ。
テーブルの上にはコーヒーを淹れたマグカップがふたつ。