冷血硬派な公安警察の庇護欲が激愛に変わるとき~燃え上がる熱情に抗えない~
思えば十三年間のつき合いなのに、大和についてあまり知らない。
彼の両親が海外に住んでいて、ひとりっ子。国内で最高ランクの国立大学を卒業して警察官になり、同期のキャリア組の中で警視正に昇格したのが一番早い。
趣味と実益を兼ねて筋トレは欠かさず、好きな食べものはカレーライス。
プライベートで外出した際に迷子の幼児を保護したら、通行人に誘拐かと疑われて警察を呼ばれたことがある。
そんな話はすべて、会食についてきた大和の友人の井坂から聞いた。
大和自身は『まぁいいだろ』で終わらせて、自分について話してくれない。
去年、警視庁の建物近くで彼を見かけたことがあり、その時にきれいな女性を隣に伴っていた。
数日後の会食で、どういう関係なのかをさりげなく尋ねたが、案の定というべきか、『まぁいいだろ』としか答えてくれなかった。
それから三か月ほど、ずっと気になっていた女性との関係を教えてくれたのも井坂で、ただの同僚だとわかってホッとしたのだ。
井坂が色々と知っているということは、友人には自分の話をしているのだろう。
(どうして私には教えてくれないの? 信用できないから? それとも、子供に話しても仕方ないと思っているのか……)
彼の両親が海外に住んでいて、ひとりっ子。国内で最高ランクの国立大学を卒業して警察官になり、同期のキャリア組の中で警視正に昇格したのが一番早い。
趣味と実益を兼ねて筋トレは欠かさず、好きな食べものはカレーライス。
プライベートで外出した際に迷子の幼児を保護したら、通行人に誘拐かと疑われて警察を呼ばれたことがある。
そんな話はすべて、会食についてきた大和の友人の井坂から聞いた。
大和自身は『まぁいいだろ』で終わらせて、自分について話してくれない。
去年、警視庁の建物近くで彼を見かけたことがあり、その時にきれいな女性を隣に伴っていた。
数日後の会食で、どういう関係なのかをさりげなく尋ねたが、案の定というべきか、『まぁいいだろ』としか答えてくれなかった。
それから三か月ほど、ずっと気になっていた女性との関係を教えてくれたのも井坂で、ただの同僚だとわかってホッとしたのだ。
井坂が色々と知っているということは、友人には自分の話をしているのだろう。
(どうして私には教えてくれないの? 信用できないから? それとも、子供に話しても仕方ないと思っているのか……)