冷血硬派な公安警察の庇護欲が激愛に変わるとき~燃え上がる熱情に抗えない~
指摘されそうな気がして身構えたが、暗い窓の外を眺めている彼は「ああ」としか言わなかった。
(大和さん?)
いつもと感じが違う。
会うと必ず葵の暮らしぶりや仕事について聞きたがり、それはやめろとダメだしばかり。過保護で口煩いのがいつもの彼なのに、今日はやけに口数が少ない。
この部屋に入ってから、目も合わない。
「なんでこっち見ないの?」
率直な疑問をぶつけると、視線を向けてくれたがすぐに逸らされた。
「お前の気のせいだ」
淡白な口調で言ってから、携帯を出していじっている。
一緒にいる時に彼が携帯を出すのは、職場からの電話や葵の写真を撮る時だけだったので、余計におかしく感じる。
大和に歩み寄った葵は、ソファの前にしゃがんで下から顔を覗き込んだ。
「言うこときかずに尾行してたから、怒ってるの?」
「怒ってない。だが今後は、俺が止めた時は本当に危険だと思ってくれ。お前のためだ」
「うん、わかった。約束する。言いたいことはそれだけ?」
「なにを聞きたいんだ?」
手元からこちらに移された視線に鼓動が跳ねる。
凛々しい眉の下の切れ長の目は、精悍な印象なのに美々しさもある。
きれいな黒目に自分の顔が映り、この目に十三年間見守られてきたんだと胸が熱くなった。
(大和さん?)
いつもと感じが違う。
会うと必ず葵の暮らしぶりや仕事について聞きたがり、それはやめろとダメだしばかり。過保護で口煩いのがいつもの彼なのに、今日はやけに口数が少ない。
この部屋に入ってから、目も合わない。
「なんでこっち見ないの?」
率直な疑問をぶつけると、視線を向けてくれたがすぐに逸らされた。
「お前の気のせいだ」
淡白な口調で言ってから、携帯を出していじっている。
一緒にいる時に彼が携帯を出すのは、職場からの電話や葵の写真を撮る時だけだったので、余計におかしく感じる。
大和に歩み寄った葵は、ソファの前にしゃがんで下から顔を覗き込んだ。
「言うこときかずに尾行してたから、怒ってるの?」
「怒ってない。だが今後は、俺が止めた時は本当に危険だと思ってくれ。お前のためだ」
「うん、わかった。約束する。言いたいことはそれだけ?」
「なにを聞きたいんだ?」
手元からこちらに移された視線に鼓動が跳ねる。
凛々しい眉の下の切れ長の目は、精悍な印象なのに美々しさもある。
きれいな黒目に自分の顔が映り、この目に十三年間見守られてきたんだと胸が熱くなった。