熱情を秘めた心臓外科医は引き裂かれた許嫁を激愛で取り戻す
「……そう言いながら、意地悪してませんか?」
「どうだろう。君がそういう可愛い顔をすれば、俺だってそういう気にならなくもない。妻に翻弄され、もっと妻の魅力を知りたくて……わざと意地悪をしたくなるかもしれないな」
「……っ!」
この体勢でそういわれると、架純はどうしていいかわからなくなる。その台詞こそ意地悪だ、と思った。
けれど、理人はふっと笑みを零し、架純の困惑した顔を見下ろしつつ、やさしく髪を撫でてくれる。
「けど、俺は妻である君を大事にしたいし、意地悪するよりも溺愛する……っていう方が性に合っているかもしれないな」
理人の言葉通りに、架純の病を知っている彼がこれ以上無理強いすることはないのだろうというのだけは信頼があった。
「じゃあ、私は? 私は理人さんに対してどう接すれば……いいですか?」
「君は、夫である俺に愛されていてくれ。俺の側で……俺だけの前で、いつも色々な顔を見せてほしい。側で君の声が聞きたいし、俺はそんな君に延々とやさしくしていたい」
理人がそう言い髪をやさしく撫でる。その指先が先ほど吐息でふれた場所をくすぐる。
やっぱり意地悪、と咎める目で見れば、理人が架純の額に唇をよせてきた。それが挨拶なんかじゃないことくらいもう架純にだってわかっている。知っててわざと、理人はキスをする。
「……っ」
「こんなにかわいい奥さん、他には知らない」
「……その練習は……まだ、続きますか?」
息が続かなくなりそうでたどたどしく問うと、理人がやさしく頷く。
「うん。君が慣れてくれるまでだ」
「うぅ。無理……慣れるなんて、無理です」
「じゃあ、慣れるまで続けるだけだよ」
「そ、そんな……っ」
目尻に触れた唇が、頬をすべっていき、耳の側に微かに触れる。再び架純が反応してしまうと、理人は耳朶を軽く食んだ。
「……っあっ」
「約束してくれないか。そんなかわいい声は、俺だけにしか聞かせたらだめだ。わかった?」
心地のいい低い声に翻弄され、架純はぼうっとした思考の中、彼にされるがままになってしまう。そればかりか、もっとされていたいと思ってしまっていた。
「……んっ、理人、さん、以外なんて……」
「どうだろう。君がそういう可愛い顔をすれば、俺だってそういう気にならなくもない。妻に翻弄され、もっと妻の魅力を知りたくて……わざと意地悪をしたくなるかもしれないな」
「……っ!」
この体勢でそういわれると、架純はどうしていいかわからなくなる。その台詞こそ意地悪だ、と思った。
けれど、理人はふっと笑みを零し、架純の困惑した顔を見下ろしつつ、やさしく髪を撫でてくれる。
「けど、俺は妻である君を大事にしたいし、意地悪するよりも溺愛する……っていう方が性に合っているかもしれないな」
理人の言葉通りに、架純の病を知っている彼がこれ以上無理強いすることはないのだろうというのだけは信頼があった。
「じゃあ、私は? 私は理人さんに対してどう接すれば……いいですか?」
「君は、夫である俺に愛されていてくれ。俺の側で……俺だけの前で、いつも色々な顔を見せてほしい。側で君の声が聞きたいし、俺はそんな君に延々とやさしくしていたい」
理人がそう言い髪をやさしく撫でる。その指先が先ほど吐息でふれた場所をくすぐる。
やっぱり意地悪、と咎める目で見れば、理人が架純の額に唇をよせてきた。それが挨拶なんかじゃないことくらいもう架純にだってわかっている。知っててわざと、理人はキスをする。
「……っ」
「こんなにかわいい奥さん、他には知らない」
「……その練習は……まだ、続きますか?」
息が続かなくなりそうでたどたどしく問うと、理人がやさしく頷く。
「うん。君が慣れてくれるまでだ」
「うぅ。無理……慣れるなんて、無理です」
「じゃあ、慣れるまで続けるだけだよ」
「そ、そんな……っ」
目尻に触れた唇が、頬をすべっていき、耳の側に微かに触れる。再び架純が反応してしまうと、理人は耳朶を軽く食んだ。
「……っあっ」
「約束してくれないか。そんなかわいい声は、俺だけにしか聞かせたらだめだ。わかった?」
心地のいい低い声に翻弄され、架純はぼうっとした思考の中、彼にされるがままになってしまう。そればかりか、もっとされていたいと思ってしまっていた。
「……んっ、理人、さん、以外なんて……」