極道に過ぎた、LOVE STORY
康のベッド上には「片山直樹」と名札がかかっていた。
トモと同じ苗字なのだから、これが本当の名前なのだろう。
すると、眠っていた康の目がゆっくりと開いた。
「幸……」
「目が覚めましたか?」
「幸…… 幸に会えるなんて、俺、死んだのか?」
「片山さん。生きてますよ」
大きな声で言ってやった。
「本当に幸?」
「はい。轟川と申します。右の指動かせますか?」
康、いや片山の右手が動いた。
「右足はどうですか?」
右足も動いた。
「大丈夫そうですね。頭を強く打っており、緊急で手術を行いました。詳しい説明は後日行いますね」
「幸…… 幸が、手当してくれたのか?」
「ええ。目の前の患者を助けるのが、私の役目ですから」
「幸…… ありがとう…… 会いたかった……」
「まだ、安静が必要です。今夜はゆっくり休んでください」
そう言って、ベッドから離れた。
ICUを出ると、そのまま薄暗い廊下を歩いた。そのまま、座り込む。
康が、死んでしまうかと思った。
怖くて、怖くて……
次から次へと涙が出て止まらない。
四年もの月日が経ったのに、こんな気持ちのままだったなんて……
私だって会いたかった……
トモと同じ苗字なのだから、これが本当の名前なのだろう。
すると、眠っていた康の目がゆっくりと開いた。
「幸……」
「目が覚めましたか?」
「幸…… 幸に会えるなんて、俺、死んだのか?」
「片山さん。生きてますよ」
大きな声で言ってやった。
「本当に幸?」
「はい。轟川と申します。右の指動かせますか?」
康、いや片山の右手が動いた。
「右足はどうですか?」
右足も動いた。
「大丈夫そうですね。頭を強く打っており、緊急で手術を行いました。詳しい説明は後日行いますね」
「幸…… 幸が、手当してくれたのか?」
「ええ。目の前の患者を助けるのが、私の役目ですから」
「幸…… ありがとう…… 会いたかった……」
「まだ、安静が必要です。今夜はゆっくり休んでください」
そう言って、ベッドから離れた。
ICUを出ると、そのまま薄暗い廊下を歩いた。そのまま、座り込む。
康が、死んでしまうかと思った。
怖くて、怖くて……
次から次へと涙が出て止まらない。
四年もの月日が経ったのに、こんな気持ちのままだったなんて……
私だって会いたかった……