エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
あわわわ…
もしかしてここで?

ここは水族館の中、周りを見渡せば家族連ればかり。

「あ、あのっ!ここで…」

焦っていると崎本さんがクスッと笑った。

「安心しな。ちゃんと後でゆっくりするつもりだから。ムードあるシチュエーションじゃなきゃダメじゃん?」

ほっとする反面、ムードあるシチュ?
とそれはそれで焦ってしまう。

「それにしても人多いね。手、ちょうだい」

「え?」

自分の手のひらを上げるとパッと崎本さんの手が伸びて長い指が絡んだ。
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