エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
「俺が見てやろう。どれ」

「え?は、長谷川さんっすか?」

「いや、えっと自分で調べますっ!」

ピューっと逃げていく。
逃げ足、はやっ。

「すみません。長谷川さんありがとうございます」

「いや、当然だよ。由莉愛ちゃん」

「え?」

何か違和感を感じると思ったら今名前で呼んだ?

長谷川さんが笑って頭を掻いている。
どういうことだろう?

チラッと奥を見るとお父さんがPCの前で作業に没頭していた。
研究室ではあまり喋らない。学生が聞いたことだけ答える。
そういう人だ。
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