エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
しばらくそのまま作業していたが、わたしは意を決して、お父さんのほうへ歩いて行った。
風間くんたちがお父さんの本について語っていたはずが、お父さんの服装についての論議になっているようだ。

「教授絶対その服彼女仕様でしょ?」

「え、ああ。わかるかい?」

「いったい何歳の彼女なんすかー?」

「うん。まぁそれは想像にまかせるよ」

痴話話するとは…
お父さんもしかして変わろうとしてるのかしら。

会話のはしくれが聞こえてきたので驚いたが、自分は自分でやることがある。

「あの、いいですか?」

お父さんの前に立った。

「ああ、いいよ。わたしはいつでも」
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