エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
風間くんたちが何かただならぬ雰囲気にすっと黙った。

何かわたしが発表するとでも思ったらしい。

わたしはすぅーっと息を吸い込む。

「あの、みなさんに伝えたいことがあります。興味がない方もおられるかもしれませんが、わたしもこれから就活はじめますので、ちゃんとしないとと思いまして」

そのとき研究室にいたのは10人ほど。この人たちに言えば自然と回るだろう。

「わたしは佐藤教授の実の娘です」

「え?」

シンと研究室が静まり返った。
< 211 / 301 >

この作品をシェア

pagetop