エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
おでこに手を当てると少し熱さはましになっている。

「よかった」

思わず涙ぐんだら、拓海がくすくすと笑った。

食べ終わった拓海にかまわず抱きつくと、めずらしく拒否されて固まる。

「うつるよ」

「もううつってるに決まってるでしょ。拒否しないで」

そしてぎゅうぎゅうと背中に手をまわして抱きしめて離さなかった。

「バカ。心配した」

「ごめん。心配かけた」

ふるふるふると首をふった。
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