エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
夜になって久しぶりに自分のワンルームへ帰ってひとりになったとたんに、拓海のマンションからでてきたあの女性を思い出してしまった。

あの人誰だったんだろう?
会社の人だろうし、昔から拓海を知っていると言っていたから、同じ年くらいなのかな?

『別れたらいつもわたしのとこ来るのよ』

その言葉が頭の中をかけめぐる。

『あんたみたいな拓海に無理させるだけのただ若いだけが取り柄の女』

その言葉があの時も胸に突き刺さったけれど今更一人になるとまたグサグサと突き刺さる。
今頃また無理して仕事してるのかなって思ってしまう。

「わたしじゃ拓海助けられないのかな…」

言葉に出すと、ほんとにそうなのかもしれないと思ってしまった。

「はぁ…」

週末まで長いなぁ…

ため息をつき、わたしはしばらく座り込んでいた。
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