エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
~崎本拓海 side~

「悪かったな。みんな」

「あ、課長。よかったっす。課長いないと大変ですよ。んと…」

「いやー…上田突然辞めるし責任感なさすぎっつーか…」

週明け会社に出ると部下たちは暖かく迎えてくれた。
皆疲れているに違いないのに…

上田が突然辞めたのは、年が明けてすぐの頃だった。

年末に「前からずっと好きです」と言われて、断った俺は,ため息をつくしかなかった。

今までも何度もそれめいたことは仄めかしていたけれど、こちらから言わせないように上手くやってたはずなんだが、かなり強引に言われたら防ぐことはできなかった。
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