エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~


「わるかったな」

インフルエンザがうつって休んでいると聞いて、仕方なく美波の部屋にアップルパイを届けた。
もう熱も下がっていると聞いてたしアップルパイ好きなアイツなら喜ぶだろうと思ったからだ。

さすがに自分のマンションに運ばせて、インフルエンザうつしてほったらかしにするのは気がひけたから。

「まあ入って。わたしのはもううつらないからいいでしょ?」

すぐ帰るつもりで中に足を踏み入れた。
入れてくれたコーヒーには手をつけなかった。
一刻も早く帰りたい。
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