エリート商社マンはわたしの王子様~見てるだけで幸せだった推しの恋愛対象がわたしってどういうことですか?~
~柳田由莉愛 side~

「わーーん」

さっきからずっと泣き喚いている。

「よしよし。わかったから。いくらでも泣きなさい。わたしが胸を貸してあげるからね」

流石に1人では耐えられず瑞波のところに転がり込んだ。

瑞波も就職してシステム会社のシステムエンジニアとして働いている。
今でもご飯は1月に一度は行っている仲だ。

瑞波しかいなかった。
こんな時に頼れるのは。

「なんかすれ違ってんね。あんたたち」

「でも、もう別れたのよ」

「ん.一方的にでしょ?それもあの崎本さんが別れを切り出すなんて、なんかあるんだと思うのよ」

「だってもう飽きたって言われたのよ」

「んー?なんか違うような気がするのよ」

「なによーーーわけわかんないーーー」

またわーんと泣く。

「よしよし…」

瑞波はそんなわたしをずっと慰めてくれていた。
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