【Quintet】
「おはよ。皆、早いね。今日の仕事はお昼からだったよね」
『今日休みになった』
ソファーで漫画を読んでいた海斗が呟いた。沙羅は目を丸くして海斗、晴、キッチンにいる悠真と星夜を順に見る。
「お休み?」
『そうだよ。全員休み。うちのリーダーが頑張ってくれたおかげでね』
晴が指差した先にはダイニングテーブルに朝食を並べる悠真がいた。沙羅と目が合った悠真がにこりと微笑む。
「今日がお母さんの命日だから……?」
『葉山さんも今年は帰国できないと言っていたからね。命日をひとりで過ごすのは初めてなんだろう?』
『お母さんの命日にひとりなんて悲しいからな。俺だって母さんの命日ひとりで迎えろってなったらキツいよ』
悠真が答え、星夜は沙羅の頭をポンポンと撫でる。普段は意識しないが星夜も母親を亡くしている。沙羅と同じだ。
『今年はお父さんの代わりに俺達が沙羅と一緒に居てやれたらと思って』
『……墓参り、一緒に行っていいか?』
沙羅の周りに晴と海斗も集まり、四人に囲まれた沙羅の瞳にはじわりと涙が滲んでいた。
『今日休みになった』
ソファーで漫画を読んでいた海斗が呟いた。沙羅は目を丸くして海斗、晴、キッチンにいる悠真と星夜を順に見る。
「お休み?」
『そうだよ。全員休み。うちのリーダーが頑張ってくれたおかげでね』
晴が指差した先にはダイニングテーブルに朝食を並べる悠真がいた。沙羅と目が合った悠真がにこりと微笑む。
「今日がお母さんの命日だから……?」
『葉山さんも今年は帰国できないと言っていたからね。命日をひとりで過ごすのは初めてなんだろう?』
『お母さんの命日にひとりなんて悲しいからな。俺だって母さんの命日ひとりで迎えろってなったらキツいよ』
悠真が答え、星夜は沙羅の頭をポンポンと撫でる。普段は意識しないが星夜も母親を亡くしている。沙羅と同じだ。
『今年はお父さんの代わりに俺達が沙羅と一緒に居てやれたらと思って』
『……墓参り、一緒に行っていいか?』
沙羅の周りに晴と海斗も集まり、四人に囲まれた沙羅の瞳にはじわりと涙が滲んでいた。