二人で紡ぐLOVE STORY
「睦月ちゃん」

「あ…」

「大丈夫だよ!大丈夫! 
睦月ちゃんが悪いんじゃないよ?ね?だから、もう謝らないで?」
睦月の頭を撫でながら、安心させるように微笑んだ。

「でも…
私、楽しみにしてたの!
臣吾くんのお弁当。
花瑛ちゃんには悪いけど、やっぱり臣吾くんのことす………」

「え?」

「あ…えーと……
友達として好きだから!」

「うん…」

“友達として”

その言葉に傷つく、臣吾。

「だから……」

「うん、大丈夫!
また作れば良いんだし!
………あ、じゃあ、今日夕ご飯食べて帰りなよ!
僕、作るから!」

「え?でも……」

「花瑛、今日実家に帰ってていないんだ!
だから…ね?」

「じゃあ…お言葉に甘えて……」

「うん!」


キッチンに立つ、臣吾。
「臣吾くん、何かお手伝いさせて?」

「ダーメ!」

「でも…やっぱ、悪いし…」

「良いから!
座ってて?」

「わかった…!」

あまりしつこくするのはダメだ。
そう思い、睦月はソファに戻った。

部屋内を見渡した。

意外な内装だった。
無駄な物が一切ない、スッキリとした部屋。

お洒落な花瑛にしては、意外な部屋だ。
スッキリというより、冷たさを感じる部屋。

「ん?どうしたの?」
サラダをテーブルに置きながら、睦月の顔を覗き込む臣吾。

「え?//////
ううん!」

「そう?
もう少し待ってて?
もうすぐ出来るからね!」
頭をポンポンと撫でられた。

「……/////」
(なんだか…恋人同士みたい…//////)

テーブルに置かれた、野菜サラダ。
それだけでも彩りが良く、綺麗だ。

そして……

「出来たよ〜!」

オムレツと少量のナポリタン、小ぶりのハンバーグが乗ったプレートが運ばれてきた。

「わぁ〜、美味しそう!」
(しかも、盛り付けも綺麗…//////)

「ごめんね。
作るよ!なんて…カッコいいこと言っといて、材料がなくて……(笑)」

「ううん!
見た目が綺麗で、美味しそうで感激してるよ!」

「フフ…良かった!
食べてみてよ!口に合うと良いんだけど…」

「じゃあ…頂きます!」
手を合わせて、食べ始めた。

「…………んー!美味しい〜!
美味しいよ、臣吾くん!」

「良かった!
遠慮なく、食べてね!」

「うん!ありがとう!」

睦月は幸せを噛み締めるように、味わってゆっくり完食した。

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