二人で紡ぐLOVE STORY
「――――ごめんね、臣吾くん」
それから、アパートまで送ってもらっている睦月。
「ん?どうして謝るの?」
「結局、送ってもらっちゃってる…」
「ううん!」
微笑み見下ろす臣吾を見上げた。
「………」
「睦月ちゃん、どうし……え?どうして泣くの?」
睦月は、泣いていた。
臣吾が優しく目元を拭う。
どうしてこんなに好きなんだろう。
どうして諦められないんだろう。
「どうして臣吾くんは……」
「え?」
「花瑛ちゃんの恋人なの?」
「え……?」
「私……私が…」
「睦月ちゃ……」
「私が、臣吾くんの恋人が良かった……」
「え?それってどうゆう……」
「……っはっ!?
え、えーと…ううん!
ごめんね。送ってくれてありがとう!
夕ご飯も、ご馳走様!
ここで大丈夫だよ!」
我に返ったように睦月は、まくし立てるように言って駆けていった。
「え…!?
睦月ちゃん!!
…………どうゆう意味……?」
“私が臣吾くんの恋人が良かった”
まるで、僕の恋人になりたい……みたいな言葉。
「………」
この言葉の真意を確かめたい…………!
臣吾は次の日、睦月に話を聞こうとする。
しかし………
「―――――あ/////臣吾くん!
ごめんね!
ちょっと、忙しくて……!
また、今度!」
「………」
睦月に避けられてしまう。
一週間経った―――――――
講義後。
今日も睦月に話しかけようと思い、睦月を探す。
メッセージを入れても“忙しいから”と拒否られるからだ。
「あれ?
睦月ちゃん、さっきここにいたよね?
もういなくなってるし…」
睦月がいなくて、引き返す。
(……って、僕なんでこんなに必死に追いかけてるんだろ……(笑))
自分で自分が可笑しい。
でも、どうしても…睦月の気持ちが知りたい。
しばらく探し回る。
すると睦月と静恵が、大学内のテラスに向かっているのを見かける。
臣吾はそちらに向かった。
後ろから、声をかけようとすると……
「ムツ、この際臣吾に告ったら?」
「む、無理!!」
「でも、告ったみたいなもんじゃん!」
「そ、それは……」
「じゃあ、このまま避け続けるの?」
「それは……」
「そんなことしたら、逆に嫌われるんじゃない?」
「……っ…!!
………そ、そうだよね…」
目を見開き、シュンと肩を落とす。
「私なら、嫌われてる?って思うよ」
臣吾は口元を押さえ、感激したように震えていた。
それから、アパートまで送ってもらっている睦月。
「ん?どうして謝るの?」
「結局、送ってもらっちゃってる…」
「ううん!」
微笑み見下ろす臣吾を見上げた。
「………」
「睦月ちゃん、どうし……え?どうして泣くの?」
睦月は、泣いていた。
臣吾が優しく目元を拭う。
どうしてこんなに好きなんだろう。
どうして諦められないんだろう。
「どうして臣吾くんは……」
「え?」
「花瑛ちゃんの恋人なの?」
「え……?」
「私……私が…」
「睦月ちゃ……」
「私が、臣吾くんの恋人が良かった……」
「え?それってどうゆう……」
「……っはっ!?
え、えーと…ううん!
ごめんね。送ってくれてありがとう!
夕ご飯も、ご馳走様!
ここで大丈夫だよ!」
我に返ったように睦月は、まくし立てるように言って駆けていった。
「え…!?
睦月ちゃん!!
…………どうゆう意味……?」
“私が臣吾くんの恋人が良かった”
まるで、僕の恋人になりたい……みたいな言葉。
「………」
この言葉の真意を確かめたい…………!
臣吾は次の日、睦月に話を聞こうとする。
しかし………
「―――――あ/////臣吾くん!
ごめんね!
ちょっと、忙しくて……!
また、今度!」
「………」
睦月に避けられてしまう。
一週間経った―――――――
講義後。
今日も睦月に話しかけようと思い、睦月を探す。
メッセージを入れても“忙しいから”と拒否られるからだ。
「あれ?
睦月ちゃん、さっきここにいたよね?
もういなくなってるし…」
睦月がいなくて、引き返す。
(……って、僕なんでこんなに必死に追いかけてるんだろ……(笑))
自分で自分が可笑しい。
でも、どうしても…睦月の気持ちが知りたい。
しばらく探し回る。
すると睦月と静恵が、大学内のテラスに向かっているのを見かける。
臣吾はそちらに向かった。
後ろから、声をかけようとすると……
「ムツ、この際臣吾に告ったら?」
「む、無理!!」
「でも、告ったみたいなもんじゃん!」
「そ、それは……」
「じゃあ、このまま避け続けるの?」
「それは……」
「そんなことしたら、逆に嫌われるんじゃない?」
「……っ…!!
………そ、そうだよね…」
目を見開き、シュンと肩を落とす。
「私なら、嫌われてる?って思うよ」
臣吾は口元を押さえ、感激したように震えていた。