二人で紡ぐLOVE STORY
男性を睨みつけながら見送り、臣吾は一度空を見上げた。

「すぅーーー
はぁぁーーー」

目を瞑り、大きく、ゆっくり深呼吸をする。
そして「よし!」と言って、睦月の家に向かった。


チャイムを鳴らすと、ガン!!とドアが開き、睦月が「ごめんなさい!!」と凄い勢いで謝ってきた。

「睦月ちゃん?」

「ヒデヤくんに、何かされてない!?
ヒデヤくん、ちょっと乱暴者で……」

「大丈夫だよ!
ほら!何もされてない!」
一歩下がり、微笑んだ。

「良かっ…た……」

「ねぇ、中…入っていいかな?」

「あ…/////どうぞ/////」
 
臣吾が「お邪魔します!」と中に入った。

「――――可愛い部屋だね!」
微笑み、睦月を見下ろす。

「そ、そうかな?/////
狭いでしょ?
ベッドに占領されてるの(笑)」

「このベッド、ダブルベッドだよね?」

「うん」

「え?
睦月ちゃん、一人暮らしだよね?」

「うん。
えーと…お恥ずかしながら、私すごーく寝相が悪くて……//////
シングルだと、落ちるの(笑)
布団だとしまう所がなくて…」

「フッ…!」

「え?え?」

「フフ…フフフ…!!」
臣吾が堪えきれず笑い出す。

「そこまで笑わなくても……」

「あ、ごめんね!(笑)
睦月ちゃんが、あまりにも可愛くて……!」

「……/////」

「やっぱ、好きだな!」

「え……?」

「好き!睦月ちゃん!」 

「え?え?
え!?//////」

「睦月ちゃん、僕は君が好きだよ!
僕と付き合ってください……!」
臣吾は向き直り、真っ直ぐ睦月を見て言った。

「……/////」
睦月の顔が赤くなり、あっという間に目が潤んだ。

「睦月ちゃんの気持ち、知りたい」

「私も好き!
ずっと……ずっと前から、好きです!
臣吾くんの彼女になりたい!」

「うん!嬉しい!
ねぇ、抱き締めさせて?」

「うん…//////」
両手を広げる臣吾に抱きついた。

臣吾が優しく包み込み、頬を擦り寄せた。
「「幸せ…//////」」
同時に呟いた。

「睦月ちゃん」
向き直り、頬を包み込んだ臣吾。
睦月は照れたように見上げた。

「……/////」

「キスしたい…!」

「うん…//////」
頷き、ゆっくり目を瞑った。

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