恋愛なんてしない

ソファに座っていると、後ろから先輩の声が聞こえる。

「あ、ごめん起こしちゃった?」

「ううん、大丈夫。気づいたら瑞希いなくてびっくりした。」

「ごめんね、水飲みたくて。」

「そっか。」


そのまま2人で少し薄暗い部屋で話をしていた私たち。

特に何か話題を決めていたわけではないけれど、話し込んでしまい気がつけば少しずつ辺りが明るくなっていた。


「そろそろ寝る?」

「うん、そうだね。」

ベッドに戻り、2人で目を瞑る。

向かい合わせで横になり、少し経つと2人とも寝ていた様子。


起きるとお昼近くになっていた。

少し遅めの朝ごはんを食べて、一度家に戻ろうとしていた時。


「あれ、瑞希家戻るの?」

「あ、うん。昨日買ったものも家に置きに行こうかなって。最近ずっとこっちに帰ってきてたし。」
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