恋愛なんてしない

「いや、暇だったからたまたま来ただけ。あ、お土産家にあるし持って行く?」

「え、いいんですか?」

「うん、如月に買ってきたお土産いっぱいだから!」


こうして、先輩の家にお邪魔をする事になった私。

あの後も少しお店を回って、先輩の車に乗って先輩の家へ向かっている。


先輩の家に着くと、それはもう大量のお土産。

明太子や有名なお菓子、その土地限定のイチゴ味のチョコレートやスナックまで。

「こんなに?」

「うん、全部如月喜ぶかなと思って買ってきた!」

ニコニコ話す先輩がかわいく思えて笑ってしまう。

「ありがとうございます。」

「どういたしまして。」

「良かったら少し一緒に食べませんか?」

「え、いいの!?実は俺、お土産ばっかり買って自分の分買い忘れちゃったんだよね。」


先輩が買って来てくれたお土産のお菓子を食べながら、お互いの近況を話す。
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