国に尽くして200年、追放されたので隣国の大賢者様に弟子入りしました
「それを知っているということは、ニーナも遅くまで起きていたってこと?」
「そ、それはっ……たまたま起きたのよ! もうっ! 揚げ足を取らないで」
「ごめんごめん。でも……」

フェルディナンドは笑いながらニーナの両肩を押した。
ニーナは柔らかいベッドに倒れ込む。

「ちょっと……!」
「今日は寝ていなきゃダメ。それとも、僕との添い寝をご所望かな?」

フェルディナンドはやれやれといった様子でニーナを見下ろした。
ニーナは慌てて首を振る。

「ね、寝ます! すぐ寝るわ! だから仕事に戻ってちょうだいっ!」

ニーナは布団を頭までかぶった。

「はははっ、ご飯を用意してくるよ。それまで休んでて」

楽しそうなフェルディナンドの足音が遠ざかるまで、ニーナは微動だにしなかった。

目を閉じてもフェルディナンドの顔が浮かんでくる。

(もうっ! 最近フェルは私のことをからかい過ぎなのよ! 夢の中にまでフェルに似た子が出てくるし……)

ニーナ夢に出てきた少年を思い浮かべながら、また顔を赤らめるのだった。


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