国に尽くして200年、追放されたので隣国の大賢者様に弟子入りしました
「お前がマリアに聖女の力のコントロールを教えなかったからだ! マリアは力を使うたび、耐え難い痛みに苦しんでいる……。全てお前のせいだ!」
「そうよ! あんたが力の秘密を黙ったまま出て行ったからっ……! 私は出来損ないなんかじゃないのに!! 私は未来の王妃なのよ!? あんな激痛二度と御免よ。思い出すだけで……身体が動かなくなるんだから」
二人が喚いているのを聞いて、ニーナは内心うんうんと頷いていた。
(マーティス様が言っていた通りね。マリアは痛みのせいで聖女の力を使いこなせていない。八方塞がりなわけね)
マリアが聖女の信頼を失い、結婚出来るかが怪しくなってきているのだろう。
「それはお気の毒ですね。ですが、聖女の力をコントロールする方法なんてありませんよ。痛みは耐えるしかないのです。国のために尽くすと決めた方ですもの、それくらい簡単でしょう? 先々代の聖女様もそう言っていましたよ?」
「は?……嘘……嘘よ。そんな……あんなの無理に決まってるわ!」
ニーナが首を傾げて微笑むと、マリアが愕然とした表情で崩れ落ちた。
ぶるぶると青ざめた顔で震えている。
よほど酷い目に遭ったようだ。
(まあ関係ないけれど)
「マリア様も頑張れば、きっと素敵な聖女になれますわ。ほら、何でしたっけ? 私は民を傷つける悪い聖女……とか言っていたでしょう? そんな私が戻るより、マリア様が頑張った方が民は喜ぶと思いますよ」
「いや……いやよ。無理だわ……。大司教様が仕事を持ってくる度に……あぁ、あぁあ! 身体が引き裂かれていくの。今日やっと逃れられたのに……いや……嫌よ」
呆然とした顔でうわ言のように呟くマリア。
アレクサンドロスはマリアが大人しくなると、心配する素振りも見せず、ニーナに近づいてきた。
「そうよ! あんたが力の秘密を黙ったまま出て行ったからっ……! 私は出来損ないなんかじゃないのに!! 私は未来の王妃なのよ!? あんな激痛二度と御免よ。思い出すだけで……身体が動かなくなるんだから」
二人が喚いているのを聞いて、ニーナは内心うんうんと頷いていた。
(マーティス様が言っていた通りね。マリアは痛みのせいで聖女の力を使いこなせていない。八方塞がりなわけね)
マリアが聖女の信頼を失い、結婚出来るかが怪しくなってきているのだろう。
「それはお気の毒ですね。ですが、聖女の力をコントロールする方法なんてありませんよ。痛みは耐えるしかないのです。国のために尽くすと決めた方ですもの、それくらい簡単でしょう? 先々代の聖女様もそう言っていましたよ?」
「は?……嘘……嘘よ。そんな……あんなの無理に決まってるわ!」
ニーナが首を傾げて微笑むと、マリアが愕然とした表情で崩れ落ちた。
ぶるぶると青ざめた顔で震えている。
よほど酷い目に遭ったようだ。
(まあ関係ないけれど)
「マリア様も頑張れば、きっと素敵な聖女になれますわ。ほら、何でしたっけ? 私は民を傷つける悪い聖女……とか言っていたでしょう? そんな私が戻るより、マリア様が頑張った方が民は喜ぶと思いますよ」
「いや……いやよ。無理だわ……。大司教様が仕事を持ってくる度に……あぁ、あぁあ! 身体が引き裂かれていくの。今日やっと逃れられたのに……いや……嫌よ」
呆然とした顔でうわ言のように呟くマリア。
アレクサンドロスはマリアが大人しくなると、心配する素振りも見せず、ニーナに近づいてきた。