国に尽くして200年、追放されたので隣国の大賢者様に弟子入りしました
ニーナは皇帝と目が合った。まるで試すような目つきでニーナを見ている。
それは、フェルディナンドの目つきとよく似ていた。
「ひと月後、ルティシアは我が国の従属国となるだろう。この者の計画通りにな」
「そのようですね」
(アレクサンドロス殿下には一ヶ月の猶予を言い渡していたけど、実質降伏か敗戦の二択。現国王なら降伏を選ぶでしょう)
ルティシアがセレンテーゼの従属国となるのは避けられない。
それは当然のことで、ニーナにも異論はなかった。
「ニーナ・バイエルンには戦犯の処分を一任しよう。お前にはその権利と……義務がある。そうだろう?」
「……」
突然のことにニーナは狼狽えた。
「どうした? お前の追放を発端に起きた事件だ。お前は被害者でもあり、トリガーでもある。適任だと思うがな。それとも、事情を何も知らぬ帝国の者に裁かせるか?」
「……分かりました。謹んでお受けいたします」
「よろしい。では大司教と聖女を城にて軟禁。王子アレクサンドロスを強制帰国とする」
皇帝の宣言をもって、交渉はお開きとなった。
それは、フェルディナンドの目つきとよく似ていた。
「ひと月後、ルティシアは我が国の従属国となるだろう。この者の計画通りにな」
「そのようですね」
(アレクサンドロス殿下には一ヶ月の猶予を言い渡していたけど、実質降伏か敗戦の二択。現国王なら降伏を選ぶでしょう)
ルティシアがセレンテーゼの従属国となるのは避けられない。
それは当然のことで、ニーナにも異論はなかった。
「ニーナ・バイエルンには戦犯の処分を一任しよう。お前にはその権利と……義務がある。そうだろう?」
「……」
突然のことにニーナは狼狽えた。
「どうした? お前の追放を発端に起きた事件だ。お前は被害者でもあり、トリガーでもある。適任だと思うがな。それとも、事情を何も知らぬ帝国の者に裁かせるか?」
「……分かりました。謹んでお受けいたします」
「よろしい。では大司教と聖女を城にて軟禁。王子アレクサンドロスを強制帰国とする」
皇帝の宣言をもって、交渉はお開きとなった。