国に尽くして200年、追放されたので隣国の大賢者様に弟子入りしました
「大司教様、お待ちを」
「おやニーナ様、私に何か用ですかな?」
ニーナは帝国の兵士に連行されている大司教に声をかけた。
「今回の件、なぜご相談してくださらなかったのですか? 聖女制度をなくすだけなら、他の方法があったはずです」
「ニーナ様は実に聖女らしい方だ。ですが、それは無理です。聖女制度だけでなく、ルティシア王家を断絶せねば同じことを繰り返してしまいます。それに聖女様を謀反にお誘いするなど……神の御心に反しますよ」
それだけ言い残して大司教は去っていった。
(私はなんのために……)
ニーナは自身の無力さに茫然と立ちつくした。
なんとか崩れ落ちずにすんだのは、フェルディナンドのことを思い出したからだ。
(違う。私は私のために、私を大事に思っていくれる人のために、動けばいい。終わったことは考えちゃダメ。落ち込んでいる場合じゃないわ)
ニーナはその足でアレクサンドロスとマリアが待機している部屋へ向かった。
(ここを解決しないと私の気が済まないの)
「おやニーナ様、私に何か用ですかな?」
ニーナは帝国の兵士に連行されている大司教に声をかけた。
「今回の件、なぜご相談してくださらなかったのですか? 聖女制度をなくすだけなら、他の方法があったはずです」
「ニーナ様は実に聖女らしい方だ。ですが、それは無理です。聖女制度だけでなく、ルティシア王家を断絶せねば同じことを繰り返してしまいます。それに聖女様を謀反にお誘いするなど……神の御心に反しますよ」
それだけ言い残して大司教は去っていった。
(私はなんのために……)
ニーナは自身の無力さに茫然と立ちつくした。
なんとか崩れ落ちずにすんだのは、フェルディナンドのことを思い出したからだ。
(違う。私は私のために、私を大事に思っていくれる人のために、動けばいい。終わったことは考えちゃダメ。落ち込んでいる場合じゃないわ)
ニーナはその足でアレクサンドロスとマリアが待機している部屋へ向かった。
(ここを解決しないと私の気が済まないの)