国に尽くして200年、追放されたので隣国の大賢者様に弟子入りしました
「申し訳ありません……痛かったですよね。お怪我はされませんでしたか?」
「大丈夫です。驚いただけですから」
「それで、何故追放を?」
「えっと……」
ニーナはフェルディナンドに事の顛末を話すことになった。
大聖堂での出来事やその前日のことを簡単に話すと、フェルディナンドは興味深そうに耳を傾けていた。
「……というわけで聖女の力はありませんし、赤い瞳も失いました。国外追放ですので、国を出たら自由というわけです」
ニーナが話し終わると、フェルディナンドは深いため息をついた。
「事情は分かりました。まったく……相変わらず愚かな国だ。ニーナ様、とんだ災難でしたね」
フェルディナンドは怒りをあらわにしつつも、ニーナに気遣うような表情を向けた。
「信じてくれるのですか?」
「信じない理由がどこにあるのです?」
「それは……」
不思議そうに返されて、ニーナは口ごもる。
フェルディナンドはさらに言葉を重ねた。
「貴女の目を見れば誠実な人であることくらい分かります。ご苦労なさったのでしょう。ニーナ様、200年間お疲れさまでした」
「あ、ありがとうございます」
ねぎらいの言葉に、ニーナの心はほんのりと温かくなる。
(お疲れ様だって……。ふふっ、照れくさい)
その言葉を聞いたのは、何年ぶりだろうか。
温かな言葉にニーナの口元が思わず緩む。いつの間にかフェルディナンドの表情も和らいでいた。
「大丈夫です。驚いただけですから」
「それで、何故追放を?」
「えっと……」
ニーナはフェルディナンドに事の顛末を話すことになった。
大聖堂での出来事やその前日のことを簡単に話すと、フェルディナンドは興味深そうに耳を傾けていた。
「……というわけで聖女の力はありませんし、赤い瞳も失いました。国外追放ですので、国を出たら自由というわけです」
ニーナが話し終わると、フェルディナンドは深いため息をついた。
「事情は分かりました。まったく……相変わらず愚かな国だ。ニーナ様、とんだ災難でしたね」
フェルディナンドは怒りをあらわにしつつも、ニーナに気遣うような表情を向けた。
「信じてくれるのですか?」
「信じない理由がどこにあるのです?」
「それは……」
不思議そうに返されて、ニーナは口ごもる。
フェルディナンドはさらに言葉を重ねた。
「貴女の目を見れば誠実な人であることくらい分かります。ご苦労なさったのでしょう。ニーナ様、200年間お疲れさまでした」
「あ、ありがとうございます」
ねぎらいの言葉に、ニーナの心はほんのりと温かくなる。
(お疲れ様だって……。ふふっ、照れくさい)
その言葉を聞いたのは、何年ぶりだろうか。
温かな言葉にニーナの口元が思わず緩む。いつの間にかフェルディナンドの表情も和らいでいた。