俺の妻に手を出すな~離婚前提なのに、御曹司の独占愛が爆発して~
「失礼しました」
何故か桐生は小山に向かってニッコリ笑いかけると、胸ポケットから取り出した名刺を差し出した。
「申し遅れましたが、桐生です。里穂さんとは身内同然のお付き合いをしておりますので、今後なにかあれば私にご連絡ください」
「身内?」
里穂は目を瞬かせた。いったいなにを言っているのだろう。
すると。
「身内ってどういうことだよ……え、杏華堂株式会社……部長?」
小山は目を丸くする。
「この店のことでなにかあれば、今後はこちらの番号に直接お電話いただければ私が対応させていただきます。といっても、彼女はとっくに君の提案を断っているらしいから、俺が君の相手をすることはないと思うが」
後半、詰め寄るような口ぶりできつくそう言うと、桐生はさらに笑みを深めた。
「もしもこの先俺に隠れて店をどうにかしようとしても無駄だ。今日はいないが、この店の皿洗いも俺の身内だからすべて俺の耳に入ると思ってくれていい」
「皿洗い」
その言い方はどうなのかと思いつつ、そういうことかと納得する。
桐生の身内ともいえる恭太郞の恋人の姉である自分のことも、広い意味で身内だと考えて小山から守ろうとしているのだ。
「それで、なにを食べるんだ? このままなにも食べずに居座るとなるとそれこそ営業妨害だ」
「な、なにを」
何故か桐生は小山に向かってニッコリ笑いかけると、胸ポケットから取り出した名刺を差し出した。
「申し遅れましたが、桐生です。里穂さんとは身内同然のお付き合いをしておりますので、今後なにかあれば私にご連絡ください」
「身内?」
里穂は目を瞬かせた。いったいなにを言っているのだろう。
すると。
「身内ってどういうことだよ……え、杏華堂株式会社……部長?」
小山は目を丸くする。
「この店のことでなにかあれば、今後はこちらの番号に直接お電話いただければ私が対応させていただきます。といっても、彼女はとっくに君の提案を断っているらしいから、俺が君の相手をすることはないと思うが」
後半、詰め寄るような口ぶりできつくそう言うと、桐生はさらに笑みを深めた。
「もしもこの先俺に隠れて店をどうにかしようとしても無駄だ。今日はいないが、この店の皿洗いも俺の身内だからすべて俺の耳に入ると思ってくれていい」
「皿洗い」
その言い方はどうなのかと思いつつ、そういうことかと納得する。
桐生の身内ともいえる恭太郞の恋人の姉である自分のことも、広い意味で身内だと考えて小山から守ろうとしているのだ。
「それで、なにを食べるんだ? このままなにも食べずに居座るとなるとそれこそ営業妨害だ」
「な、なにを」