俺の妻に手を出すな~離婚前提なのに、御曹司の独占愛が爆発して~
かなりの人気店で料理はどれもおいしいと有名らしいが、蒼真の話が気になりそれどころではない。
目の前に並ぶサラダやパスタにも手が伸びず、スープは冷めているはずだ。
「蒼真さんにお見合いの話があることはわかりました」
里穂は頭の中を整理しながら、向かいの席に座る蒼真に答えた。
「社長の弟の常務さんが、蒼真さんのお見合いに熱心なんですね」
「将来父が引退したあと社長になるのは弟の自分だと思い込んでるんです。その道筋をつけようとして俺に見合いを押しつけてくるから、迷惑で」
「大変ですね」
里穂は遠慮がちに答えた。自分とは縁遠い話に、ピンとこないのだ。
「常務の実績や実力を考えればその可能性はほぼゼロなんですが」
蒼真は眉を寄せ、言葉を続けた。
「万が一常務が俺を出し抜いて社長になった場合、メディカルメイク事業は廃止されると思います」
「え?」
予想もしなかった言葉に里穂はハッと顔を上げた。
「廃止ですか?」
「はい。それは確実です」
「あの、どうして?」
雫からもそんな話は聞いていない。
「常務がメディカルメイク事業に反対しているから、ですね」
あまりにも思いがけない話に、ただでさえ混乱している頭の中が、さらに混乱する。
「具体的な話はできないんですが」
蒼真は軽く前置きし、話を続ける。
目の前に並ぶサラダやパスタにも手が伸びず、スープは冷めているはずだ。
「蒼真さんにお見合いの話があることはわかりました」
里穂は頭の中を整理しながら、向かいの席に座る蒼真に答えた。
「社長の弟の常務さんが、蒼真さんのお見合いに熱心なんですね」
「将来父が引退したあと社長になるのは弟の自分だと思い込んでるんです。その道筋をつけようとして俺に見合いを押しつけてくるから、迷惑で」
「大変ですね」
里穂は遠慮がちに答えた。自分とは縁遠い話に、ピンとこないのだ。
「常務の実績や実力を考えればその可能性はほぼゼロなんですが」
蒼真は眉を寄せ、言葉を続けた。
「万が一常務が俺を出し抜いて社長になった場合、メディカルメイク事業は廃止されると思います」
「え?」
予想もしなかった言葉に里穂はハッと顔を上げた。
「廃止ですか?」
「はい。それは確実です」
「あの、どうして?」
雫からもそんな話は聞いていない。
「常務がメディカルメイク事業に反対しているから、ですね」
あまりにも思いがけない話に、ただでさえ混乱している頭の中が、さらに混乱する。
「具体的な話はできないんですが」
蒼真は軽く前置きし、話を続ける。