エリートなあなた


すっかり覚えた25階にある彼の部屋を解錠し、また今日も彼がドアを開けて待つ。



「お邪魔します、」と足を進めたところで、背後でバタンと扉が閉まる音がした。



言われた通りお風呂へ背中を押されて行くと、リビング手前のバスルームへ向かう私。



早速メイクをオフしてジャケットからすべて脱ぐとお風呂を借りる。



洗面台もお風呂場もやはり、必要品以外置いていないところが彼らしい。



シャワーの蛇口をひねるとすぐに熱いお湯が湯気とともに肌を打ちつけた。



もくもくと湯けむりに包まれると次第に、冷えていた身体も体温を取り戻す。



さすがにシャンプー類は持参していないので、置いてあるものを使用させて貰う。



シャワーだけのため長居することなくササッと進め、コンディショナーを流していた時だった。



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