(一)この世界ごと愛したい
三人で寝る時の定番。
ハルとるうの間で眠る私は、いつものようにハルの腕枕付きで。
そう言えば最近も腕枕してもらった気がする。
「そう言えばアキトも腕枕してくれたなー。」
「……。」
「ハルとアキトは本当に似てるねー。」
あの時も確か宿に泊まったんだっけ。
アキトとトキは元気にしているだろうか。
「…ルイ、キレていいのか?」
「待て、俺も初耳だ。」
「お前は一体どこに目え付けてたんだよ!?」
「仕方ねえだろ。こいつが根こそぎ迫られまくりな上に無防備なんだから。」
おや、なんか揉めてるな。
「大体さっき見た金髪がレンって奴だろ。誰だよアキトって。」
「アキトは戦の時に手伝ってくれたセザールの将軍なの。」
「それはそれはご立派だな。だが俺のリンに手を出した罪は重い。戦場で会ったら絶対殺す。」
戦場で会ってしまうことがあれば仕方ないか。
ハルが負けるわけないけど、アキトにも長生きしてほしい。戦とは難儀なものだ。