(一)この世界ごと愛したい
「リン、早く行くぞ。」
私は一先ずそんな気持ちを仕舞い込み。
るうの後を追って、ハルの元へ向かった。
「あれ?」
さっきまでたくさんの人に囲まれてたハルがいた場所に戻ってきたけど、ハルの姿がない。
「さっきはここで見かけたんだけどなー。」
「…向こう行ってみるか。」
るうが指差したのは、私が先ほどまで商品が並ぶのを眺めながら来た商店通り。
そこで、私はふと思い出す。
「…るうお金もってる?」
「あ?」
「ほしい物あるの。」
「…手に持てるだけにしろよ。」
よしっ!!!
これで本が買えると内心ガッツポーズの私。
そのまま商店通りを歩く。
「…あ、ハルいるじゃん。」
お腹が空いていたのか、何やら美味しそうな物を頬張りながら歩いている。
「ハル何食べてるのー?」
「…んあ?お前どこにいたんだよ?」
「この辺ぶらぶらしてた。」
「そうか。」
無事ハルとも合流できました。
それからハルが食べてるのを見たら、私もお腹空いてきたので。
「るう!あれ買って!」
「あーはいはい。」
もう両手にたくさんの食べ物を抱える私。
中でもこのリンゴ飴が最高で、思わず三本買ってしまった。
お金はるうがこれでもかって言うくらい出してくれるので、それはそれは自由に買い物しています。