(一)この世界ごと愛したい
「…要は休むなってことか?」
「いや、そういうわけじゃねえ…けど。」
「どっちだよ。」
戦でボロボロになった次の日だって、休むなんて言ったことないるう。
骨が折れても剣が刺さっても、そのまま働き続けるようなるう。
そんなるうが、自ら休暇を求める日が来るなんて。
「ご、ごめん?私が無理させたんだよね?」
「いやリンは悪くねえ。俺がルイをボコボコにした挙句ここまで引っ張ってきたからだ。」
「お前ら、俺を何だと思ってんだよ。」
るうが少しムッとしている。
「…で?何日いるんだ?」
「前後含めて一生分くれ。」
「…あ?」
「それ以降もう一日たりとも休みはいらん。」
一体、それは何日になるんだろう。
そして今後の休みはいらないと言ったるうは、至って真剣そのもので。
…本当にどうしたというんだ。