(一)この世界ごと愛したい
ハルは少し考える。
考えた結果。
「一週間だ。」
「…少ねえな。」
るうの今世のお休みって、一週間しかなかったんだ。
まずその少なさに驚いたが。ハルが一週間もるうに休みを与えたことにも少し驚きだ。
「一生分とはいかねえが、現状やれんのはそれくらいだな。」
「…分かった。」
「すぐには無理だぞ。」
「それでいい。」
ハルと私は、同時に疑問符が浮かぶ。
すぐにはいらない休暇?それでいいの?
でもすぐにハルは何か分かったようで。少し怒ってる気もするけど、だけど楽しそうに笑う。
「…いい度胸だなあ。」
「別に何もしねえよ。たぶん。」
「たぶんじゃねえんだよ。」
「…努力はする。」
もう私には何が何だかさっぱりだ。
でも、二人は共通して何か考えがあるようで。私は少し嫌な予感がするのは、気のせいだと思いたい。