(一)この世界ごと愛したい
シャワーを終えて、また着替えて部屋に戻り鏡を見ると。瞳の色は何とか元に戻っていたのに安心して。
もうそのままベッドにダイブ。
「…どうしよう。」
まさかこれほど、使い物にならないとは。
やはり五割増しで私の力が増加する分、火龍が私を引き込もうとする力も体感五割増しくらいだったかな。
修行してどうにかなるものなのか、判断が難しい。
そう思い悩むこともあるにはあるんだけど、今はとにかく身体が怠くて仕方ない。
傷がきちんと隠れるように、袖の長い黒い服を着たので恐らく左腕はバレずに済むだろう。
「寝よう。」
とりあえず体力を回復したい。
そう思い目を閉じると、やはり身体も休みたがっていたようでそのまま意識をすぐに手放すことになった。